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終わりのセラフ

第4章 私とミカエラ




何事もなく1ヶ月くらいが過ぎた。
私がミカエラと一緒に暮らし始めてからもう1ヶ月がたったのだ。
優たちと別れてから1ヶ月たったと言ってもいい。

ミカがキスしてきたり傷跡を舐めてきたりしたときは、この先大丈夫かと思ったが、その後は何もない。何もないのが当たり前であってほしいのだが、、、、。



「みやび、僕は明日から戦いに出かけるんだ。ここにいてくれる?」

「え、あ、、うん。大丈夫だよ」

大丈夫であるが大丈夫でない。
ここにいるのは安全だと思うし、困ったことは今までない。
ただ、優がいないのは寂しいけど、、、
ミカが戦いに行くって、帰ってこないかもしれないと思うと大丈夫でない。
そうなれば、私は食料に尽きたとき吸血鬼のいる世界をさまよわなければならない。
そんな、不安な要素も顔に出てたのかミカは心配そうな顔をする。

「今回の任務はそれほど大変じゃなさそうし、僕はそれほど必要じゃない。今回はみやびのところにいるよ」

ミカは私の顔色を見てそう言ってくれた。
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