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終わりのセラフ
第1章 はじまり
みやびは目が覚めた。
見覚えのない部屋。
頭が痛くて、何も思い出せない。
「目が覚めたのか」
知らない男の人。
名前は一瀬グレンだと言った。
私はグレンからこれまでのことを聞かされた。
なにせ、私はこれまでのことを忘れていたのだから。
私は白夜孤児院の1人だったらしく、白夜優一郎と一緒に地上に脱出してきたらしい。
その時に、強い衝撃を受けたため記憶を失ったのであろう。
目の前で人が、家族が殺されたのだから。
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