第13章 模擬戦
そうして、会議はようやく始まった…
だが、軌道に乗りかけた時
緑川と遊真のランク戦がモニターに映し出された。
恵土「お~。
(修はぼろ負け、遊真はぼろ勝ちって所だな)
適材適所って所で、近界のことを聴くには
近界で暮らしてきた人に聴いた方が解りやすいんじゃない?」
迅「お。いいね(キラン」
その後、遊真たちも加わり
近頃の大規模侵攻の国の相手は
キオンかアフトクラトル、
ブラックトリガー6本か13本という話しとなった。
その後…
恵土「ちょっくら模擬戦してくるわ~」
恵土は背を向けながら左手を振って去っていく…
それを見ながら
宇佐美「ん~。
どうしたんだろ?
近頃、C級からA級まで
全員と模擬戦しようとしているみたいに見えるけど…
しかも、終わった後で最後に
「今まで本当にありがとう。出会えてよかった(微笑」
って、戦った人たち全員に言ってるみたいだし。
まるで、今生の別れみたい…;」
そう腕組みしながら
迅「…第六感か…
(無意識の内に、解っているのかもしれないな…」
宇佐美「?どうしたの?」
迅「いや…何でもない」
それから時は進み…
夕方になった頃
屋上に居る秀次と、再び話す迅だった…
その頃、遊真は正隊員になる誘いを断っていた。
秀次「…あいつが?」
迅「ああ。
宇佐美から聴いた話じゃ
模擬戦で戦った奴等一人一人に
今生の別れみたいなことを言っているらしい。
といっても、C級から順にだけど
時折A級を混ぜてくるからな。
おそらく、明日には全員終わるだろ」
秀次「…解っていると思うか?」
迅「…あいつの第六感は
虫の知らせっていうか、予知も含んでる。
目に見えたりはしないが、雰囲気から感じ取れるんだろ。
あいつの場合、特別だからな。
トリオンの性質を感じ取り
それに合わせることで影響を無効化しながらトリオンを奪えるわけだし」
秀次「そうだな…
とりあえず、あいつと話してくる」
そう話しに行こうとするも、迅に止められ
風刃の使い手への推薦と交換条件で、修を助けるように言われるも
秀次は突っぱねることとなった…
(重ね重ねすみません;
10月17日AMの更新はここまでとします(293~296))