第37章 祝勝会(変わらぬ過去、変わらぬ想い)
ただの水なのに、全く気付かない所も
いざって時は役に立つくせに、こういう時には抜けてる所も…
何でもかんでも信じてしまう所も…
底抜けの優しさと、その真っ直ぐさに惚れたんだ。
考えるのは、いっつも人のことばっか
恵土「ん~。大丈夫かなあ~(心配げ」顎に手を当てる
菊地原「気にし過ぎ(淡々」
いつだって
恵土「大丈夫かあああ!!!;事故って怪我ないかああああ!!?;」猛ダッシュ
菊地原「ほら来た。エイプリルフールで嘘なのに」
人のために必死に動いてばっかで…
風間さんは異性として認識していないって言ってたけれど…
まだ気付いていないだけで…きっと、惚れてると思う。
僕に関しては、あまりよく解っていなかった。
節分の時に気付くなんて、思いもしなかったんだ。
でも…
それから、一緒に時を過ごす内に
気付けば、一緒にいるのが楽しく感じていた。
そして、もっと一緒に居たいって思ったんだ。
大好きで、幸せな時間をたくさんくれたから…
そんな幸せそうに笑うのを見ているだけで
十二分に幸せだって言ってくれたから……
だから、僕は…
会えて、本当によかったって思っている。
あんな毎日、一緒に過ごすことになるなんて思いもしなかったから…
恵土「ほらきくっちー!
テレビ!薄型テレビだって!しかもでかい!!(キラキラ」
菊地原「はいはい、見えてるから落ち着いて」
買い物をしている時も
恵土「はやく来いよきくっちー!!^^(ぶんぶん」
菊地原「どっちにしろ行くってばうるさいなあ(溜息」
帰る時だって
恵土「一番乗り~^^♪
おかえり、きくっち~!^^(ハグ」
菊地原「!…ただいま(微笑&ハグ」
いつだって…
隣にいながら、チラチラ見てくれていた。
気にかけては、その幸せを感じて
さも嬉しそうに、幸せそうに笑ってくれた。
たまにはこんな日もいいかなとも思ってた。
それが気付けば、当たり前になっていた…
だから恵土先輩…
生きていてくれて、傍にいてくれて…
本当にありがた迷惑な時もあるけれど
とても…とても幸せだった。
だから、これからも生きて下さいよ?
ずっと…これからも一緒に……
(2月10日PM11:35~11日AM2:16更新、1321~1330(10ページ))