第16章 審神者の帰還
あれから、数日が経過した。
ゲーム会社は数日でデバック作業含めた全てを完了せたらしい。
どうやら、ゲームの開発陣の一部が、このゲーム企画に賛成だったんだとさ。
で、新しい機能も実装された。
回復の水のシステムは、R18禁じゃなくなった。
代わりに、異性の液体を飲むことでMPが回復されるというシステムを『開発が』入れてきた。
どうやら、本気らしい。
「で、姉ちゃん。何やってんの?」
「僕、ウォーターワールドに行くんだ。皆と約束したのさ」
「えー? 折角、姉ちゃんが好きそうなシステム用意したのに」
「……えっ?」
「ランキングシステムを実装したよー。上位者には、特別な装備をプレゼント。まぁ、上位の間だけね」
そう言って、見せられたのはピンクダイアモンドの可愛らしいティアラ。
可愛い天使の羽までついてて、すんごい可愛いの!
さ、流石我が弟。
僕の好みも熟知してるなんて……!!
「あ、女の子限定だけどね。男はクラウンになるよ」
シルバーのカッコイイ王冠だ。
これも、好み……!!
いいなぁ、いいなぁ。
ランキングとか、目に見える強さもいいなぁ。
「べ、別に、えっちなことはしなくていいよね」
「うん、もちろん」
「なら、やろう!」
軽い気持ちで承諾した。