第59章 答え
私は、部屋で
一人で過ごしている時も
必死でどうすればいいか
答えを探していた
私の手にある彼からの手紙を見ながら
本当は手にするはずだった
未来・・・・
変わってしまった
未来・・・・
私の気持ちは?
私の本当の気持ちは
どこなんだろう?
手紙を見つめながら考えていた
そんな時に私のスマホに着信が入り
手に取って見ると
仕事場の親友からだった
『もしもし、突然 すいません・・・・』
彼女の申訳なさそうな声に
ねぎらうように私は言った
『いいえ、大丈夫だよ・・・
何かあった?』
私の言葉に
彼女からの返事に少し間があった
『昨日、あまり話せなくって
大丈夫だったかなぁって・・・』
その時に私の胸に
小さい針が刺さる感覚に
襲われた
『本当にありがとね・・・・』
私は電話だったが俯きながら返事した
すると彼女が、話を続けた
『何があったかは知りませんが
私で良かったら話を聞きますから』
『うん・・・・』
彼女の言葉に素直に頷いていた
『だから一人で
抱え込まないでくださいね・・・・』
あの頃の私のように
誰もいなかったわけじゃなかった
今の私は・・・・