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赤い夫との日常【黒子のバスケ R18】

第19章 赤い夫との出会い



『みんなが怪我するとあかんから私が1人で行く』

「……その言い方やと美桜は怪我しても良いってこと?」

遙がそれは聞き捨てならないと私の前に立った。

『はる……か?』

「その言い方すんねんやったら流石の私でも怒るで」

遙はギッと私を下から睨む。

『ご、ごめん…………』

私は下を向いて謝ったがでも、すぐに遙の目を見て言った。

『でも』

「でも?」

『やっぱり1人で行くわ。自分で蒔いた種は自分で回収する』

「どうせ美桜のことやから意見曲げへんやろ?」

佳奈がにやっと笑いながら言った。

『ご名答。さすが佳奈』

佳奈が親指を立てながらドヤ顔をキメる。

「うちらは教室に残ってるから。でも明らかに遅かったら行くからな」

遙が言う。

『うん。頑張るわ』









ついに放課後になった。

「東美桜」

とりまきの1人が教室へ来た。

『迎えあるんかいな。じゃ、行ってくる』

私は振り返って3人に言った。そしてしっかり前を向いて歩き出した。

「「「ファイト!!!」」」

後ろから3人の大声が聞こえた。私はその声をしっかりと聞き、一歩一歩踏みしめて歩く。
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