第16章 【番外編】➕てぃあー
「飲め」
ボトルを差し出すが、彼女は枕を抱いてベッドの上でコロコロ転がっている。
――魔が、さした。
ボトルのキャップをひねり水を一口含む。
キシリ、とベッドのスプリングがきしんだ。
彼女の肩を掴み覆いかぶさる。
唇を重ね、隙間から水を流す。
白い喉がそれをえんかした。
「もっと飲むか?」
聞けば彼女がゆるゆると頷く。
もう一口水を含み口付ける。
水を流し込み、舌を、差し入れた。
ちゅっとすぼまった唇に吸われ、舌が絡まる。
暫く、ちゅっちゅっと軽く、深く、キスを繰り返す。