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音符のみつけ方

第11章 バケーション


そんなこんなで飛行機なう。

・・・マジでシャイニングジャンボって名前だったよこの飛行機。なんだろ、私の常識が早乙女学園長に似てきたのかな。・・・複雑な心境。


飛行機に乗るのはこれで2回目。
内装はやっぱり凝ってて、早乙女学園とシャイニング事務所を足して2で割った感じ。
そして早乙女学園長の所有ジェットならでわの、音楽好きにはたまらない日本国内だけじゃなくて世界各国の曲を聴ける機械が内蔵されていると言う。一個持って帰って・・・あ、やめとこ。






『お、めっずらしい曲見っけ』

「コノハ。
何かいい曲がありましたか?」

『あ、愛島くん。
んーとねー、あんまり国的に曲出さないんだ』

「そうなのですか?」

『うん。
でもなんか少し前にどっかの事務所にその国の外タレが入ったから、少しずつ増えてるみたい。・・・まあ、その人1人しか日本で活動してないからなんだけどね』

「なるほど、なんと言う国ですか?」

『確か、シルクパレスって国。
北にある国で、年がら年中寒いんだってさ』

「シルクパレス・・・。・・・寒いのはイヤです」

『はは、そう言う意味ではある意味愛島くんと似てるね』

「・・・似てる?」

『愛島くんは、アグナパレスって言う南のあったかい国で産まれたじゃん。でもこの人とは外人同士だし、早乙女学園を卒業してアイドルになれたら一緒に仕事するかもよ?』

「・・・一緒に仕事をするなら、コノハとがいいです」

『こーら、そんな事言わないの。
・・・って言うか、私そろそろ着替えたいんだけど』

「コノハのパジャマ、とってもキュートです」(にこ

『わーお、アイドルスマイル・・・』






ショボンってなったりニコッてしたり、やっぱり愛島くんって表情豊かだなあ。動作・・・って言うか仕草?もどことなく紳士的だし、なんて言うか本物の王族なんだなー。


でもやっぱり着替えたいのに変わりは無いんだけどね。






『いつまでもパジャマとか違和感あるよ・・・。
一十木くんの話だと、私の着替えは用意してるっぽいんだけど・・・愛島くん何か知ってる?』

「この飛行機には、ありません。
サオトメが島にあるコテージの、クローゼットに用意してる服を自由に着ていいと言っていました」

『・・・結局島に着くまでパジャマなんだ』






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