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音符のみつけ方

第4章 パートナーデイズ


「・・・で、仮パートナーの奴らと自己紹介して曜日も決めたって訳か」

『そんな訳です。
・・・早乙女学園長は私にどうなって欲しいと思ってるんですかね。私あれほどパートナーは組まないって言い張ったのに』

「んな事俺に聞かれてもな・・・。
学園長が何を考えてんのかは知らないが、せっかく入学したんだ。級友と切磋琢磨して成長してくもんだろ、学生ってのは」

『・・・わやわや仲良くして覚醒フラグ・・・。
だったらフラグクラッシャーにでも覚醒しよっかな』

「あんま強くは止めねえけどフラグクラッシャーて・・・。
取り敢えず、やってみればいいじゃねえか。仮パートナー。
曜日ごとなんだろ、木曜日の今日は誰とだ?」

『Aの四ノ宮くんです』

「四ノ宮・・・確かヴィオラが特技だったか」

『みたいですね。
自己紹介でも言ってました』

「・・・特技って言えば、本当に得意楽器とか無いのか?」

『・・・うーん、無くは無いですけど。
あ、ここ音程もう少し上にしよ』

「お、あるのか?
もう少し上って・・・よく高く歌えるなお前」

『ハープです。
オーダーメイドで、私の腰くらい・・・まであるんです。あんまり大きいと私が物理的にも精神的にも辛いので。
なんて言うんですかね、私って声質両声類なんですよ』

「あー、ハープな。学校に持ってきてねーのか?
両声類・・・あれか、今ちまたで流行ってるイケボとカワボの両刀使いってやつか」

『諸事情でまだ持ってこれなくて。
・・・っと、メロディライン出来た』






仮パートナーがさっそく今日から始まった。

結局仮パートナー6人との曲作りは昼休みの1時間と放課後の4時間。ちなみに昼休みは12時から13時まで、放課後は15時から19時まで。
一応レコーディングルームの開放時間は19時半までになってる。

レコーディングルームは第一レコ室を貸し切ることになった。


ちなみに木曜日の今日は四ノ宮くん。
今昼休みだけど、なにやら思いついたらしく放課後からって事になった。と、言う訳で私は日向先生に愚痴と言う名の相談とランチタイムなう。






「どれどれ・・・。
・・・へえ、やっぱいいセンスしてるなお前」

『わーい褒められた』

「・・・これで普通にパートナー組んでくれりゃ文句言わねえんだけどな」

『えー、』
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