藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第9章 ♡Story33♡ キャンプファイアー
校庭...
「わぁぁ......校庭にこんなに人が集まるんだ......」
百合は目をぱちくりさせる。
「七華高校伝統行事だからね、俺らの時もやった♪」
(生徒にとっても重大なイベントだったよなぁ(笑))
校庭には本校の生徒や教員だけではなく、一般の人も参加する為人が多い。
「裕太君とかも来ているのか?」
「多分!......奈央ちゃん達もいるのかな?」
辺りを見渡してみれば.....
「オーナーも、キャンプファイアーとかやったことあるんですか?」
「小学校の宿泊学習でね、炎がとても暖かったよ。」
「私初めて見るんです!楽しみですね。」
「あぁ、そうだな(微笑)」
離れた先の斜め前には奈央と美咲の兄が長椅子に座りながら話している。
「何か奈央ちゃんとオーナーさん、いい雰囲気に見える......」
「案外女の子のほうが好意抱いてそうだよね(笑)」
「確かに......」
(北山先生の言うとおり確かに、
奈央ちゃん、オーナーさんと話している時凄く楽しそうだったなぁ......)
さらに辺りを見渡してみれば......
「今の時代でもキャンプファイアーなんてやるんだなぁ......
なんとも懐かしい行事だ(笑)」
「中居さんの時もやったんすか?」
「あぁ。特にフォークダンスとか盛り上がっていたぜ、
好きな奴に告白とかしたりな(笑)」
「へぇ......中居さんはしたんですか?告白(笑)」
雪乃は少しからかい気味に言う。
「するわけねぇべ(笑)
シオンと颯太と裕太はやったことあんのか?」
「私は小学校の時にありましたね。」
「俺らの時は番組でやったことあるやつだよね!」
「そうだな、あの収録でやったのが初めてだったな......」
モデルーキー組は思い出話にふけていた。
「よくあんなに芸能人いてバレないな......(苦笑)」
(お兄ちゃんなんかメガネだけだし......)
「確かにな(苦笑)
でも案外見ないふりしているのかもしれないな。」