第4章 穂乃果の記憶
「1,2,1,2,1,2,3」
とてもキレがあって美しい踊り。
完璧なんじゃないかと思った。
穂「上手だね!もしかして、スクールアイドル?」
彼女は急に声をかけられ、驚いたようだ。
「は、はい。そうですが…ど、どちら様でしょう…か?」
穂「あっ穂乃果です。音ノ木坂学園を卒業した…」
「……!!もしかして、初代スクールアイドルの!?」
穂「う、うん。そうなのかな…」
「すごい!私、嬉しいです!私は藤崎 夏梨(なつな)です!」
穂「夏梨ちゃん…スクールアイドルしてるんだよね?」
夏「はい!しています。来週には校内でライブをするので是非見に来てください!あと、来月にはラブライブの予選に出場します。メンバーはたった2人ですが…あっ穂乃果さん!ラブライブのことたくさん教えてください!」
穂「見に行けたらみんなを連れて見にくるよ。ラブライブのこと…は……」
夏「え!?穂乃果さん!!」
穂乃果は倒れた。
そして、夢を見ていた。
懐かしいような夢を。