第18章 喧嘩は外でやりましょう(柳生編)
『うわ~これ、使い物になりませんよ・・・』
あの、勘違いされまくった日から数日後、私はトシの刀を見て、そういった。
土「ハアー・・・おニューだったのに・・・」
結構へこんでます、トシ。それにさらに追い打ちをかけるように総悟が、
沖「土方さん。これで喧嘩負けんなァ、二回目ですか?」
と、テレビを見、せんべいを食べながらそう言った。
土「負けてねぇ。剣にひびが入っただけだ」
うわ~・・・負け惜しみ・・・
沖「万事屋の旦那には剣折られてましたねィ。ありゃ負けでしょ」
え?銀時に負けたの?まあ、仕方ないかな?
土「負けてねェ。喧嘩は、心が折れねェ限り、負けた事にならねェ」
・・・銀時と同じような、負け惜しみ言ってる。
沖「さっすが土方さんだ。目の前で隊士十人やられたってのに心が折れねェたァ。憧れるぜィ、その図太さ」
いや、バカでしょ。ただのバカでしょ。
土「おい、瑠維。お前心の声が駄々漏れなんだけど。そうだ、どうせ刀、もう使い物にならんし、折っちまうかな。お前らの首をおとして」
目がマジだ~怖いよ~
『ねえ、ジミーに聞いたんだけど・・・峰打ちじゃなきゃ、全員、命とられてるところだったらしいじゃないですか』
沖「なら、柳生の者でしょうねェ?」
『野球?野球選手が刀持ってるの?』
土「違えよ!!柳生だ。や・ぎゅ・う!」
『柳生って?』
沖「俺が説明しまさァ」