第17章 キャバクラ通いはちょっとねえ・・・(柳生編)
『あれ~?総悟ぉ。マヨさん知らない?』
沖「マヨさんなら冷蔵庫にありますぜィ」
『いや、マヨネーズじゃなくて、マヨ(土方)さん』
沖「ああ・・・そっちのマヨさんならキャバクラに行ってまさァ」
ある日の晩、マヨ(土方)さんを探していた私は総悟の部屋に来ていた。あ、私がトシを呼ぶ呼び方は3パターンあって、1パターン目が、この「マヨさん」。トシがいないときに使います。2パターン目は「副長」。仕事中に使います。3パターン目は「トシ」プライベートで使います。3パターン目はほとんど使いません。
・・・ん?てか、キャバクラ?キャバクラってあのキャバクラ?
『恋愛に純情なトシがキャバクラァァァ!?』
沖「何驚いてんですかィ。男なら誰だってキャバクラぐらい行きますぜィ」
『ええええええ!?近藤さんがおとなしくなったと思ったら次は・・・・て、あれ?おとなしくなった?』
そういえば、最近キャバクラにほとんど行ってない。それどころか、新八君のお姉さんのストーカーも・・・
『・・・なんで?』
一人頭をひねっていると総悟が隣にやってきた。
沖「これ見てくだせェ」
『ん?・・・なにこれ・・・』
沖「ゴリラでさァ」
『いや、見ればわかるから・・・』
総悟はコトンと私の肩に頭を乗せた。
総悟の髪が首に振れてくすぐったい。
『・・・総悟・・・くすぐったい』
沖「風呂上がりですかィ・・・いいにおいでさァ・・・」
私の首に顔をうずめるようにし、鼻を首にくっつける。
『・・・総悟・・・離れて』
沖「いやでさァ」
『子供じゃないんだから』
沖「・・・子供じゃねえですぜィ?ほら、風呂にも入ってんですから確かめて・・・・・いてぇ!!」
言い終わらないうちに頭をはたいた。