第16章 着物とか浴衣って、動きにくいよね
2日後
『おおお!!!この、「2日後」っていいな!!』
[あんたねえ・・・普通初めて隊服着たんだから、着心地ぐらいいいなさいよね]
初・隊服着用です!!
いや~何か・・・
『堅苦しい・・・』
[だから!!着心地言いなさいって!!]
春菜にキレられました・・・
『うん、ちょうどいいよ。苦しいとこもないし、これ、案外動きやすいね』
[そう、ならよかった。それにしてもあんた似合うわねぇ~。羨ましいくらいよ]
『そう?よくわかんないけど・・・』
[はい、これ。副長さんからのプレゼント]
そう言って手渡されたのは刀。
『・・・女にプレゼントするにはちょっと物騒じゃない?』
[どうせ要るんじゃない。ありがたく受け取っときな]
『うん。そのつもり。』
私は早速、もらった刀を腰に差した。
[う~ん・・・やっぱ似合うわ~]
『それって・・・喜んでいいの?』
[喜んでいいわよ!!いまどきそんなのが似合う女なんていないわよ!!]
だから、喜んでいいの?それって・・・
[とにかく、刀のお礼、言ってきなさい]
『は~い・・・』