第6章 人の名前を覚えられなくなったら、もうすぐオッサン
ふぅ、と一息吐くと、私はジミーを見上げた。
すると、何故かジミーの顔が、とてつもなく赤くなった。
『ジミー、顔赤いよ~!!』
山「ちょ・・・瑠維さん!?」
ジミーの胸元に鼻を寄せた。
『ジミー、いい匂いだね~』
山「からかわないでください!!」
『あはははは!!』
林檎みたいに赤くなったジミーを指差し、思いっきり笑ってやると、ジミーはへこんでしまった。
『で?銀さんは、私の事思い出せない?』
銀時の方を振り返ると、銀時は立ち上がり、私を見つめていた。
『銀・・・時?』
呼んでみても、何の反応もなく、ただ私を見つめていた。