第18章 喧嘩は外でやりましょう(柳生編)
土「!?/////」
何でだろう?トシには不思議と懐かしさがある。
それと、とても悲しい思いもある。あの人のように、手を離してしまうと消えてしまいそうで、居なくなってしまいそうで・・・とても、怖い。どれだけのものを背負ってるのかは分からないけど・・・・こうしないときっと、私が耐えきれなかった・・・
『・・・トシ・・・帰ってきてね?』
土「何言ってんだ?帰ってくるにきまってんだろ」
『うん。わかってる・・・けど・・・』
もう、いなくならないで。初めて会ったときからわかってた
『一人で・・・背負いすぎないで・・・』
手の力を少し強めると、そんなのお構いなしにトシは体を無理やり反転させ、私を力いっぱい抱きしめた。
土「大丈夫だ・・・帰ってくるから」
『うん・・・いってらっしゃい・・・』
土「ああ・・・いってくる」
トシはそっと私の体から手を離した。そして、総悟と同じように私の頬に軽くキスをした。
『っ!?/////』
土「なに赤くなってんだ?総悟ともしただろ?」
そういうと、トシはフッと笑った。
『この・・・・悪魔!!!』
いってらっしゃい二人とも