第10章 (キッド、風邪、18禁)
一旦腰の動きを止めたキッドはりんの向きを仰向けに変えさせる。
繋がったソコは抜けないように片足をあげさせながら。
「んっぅ……はあ、」
「イイとこでも擦れたかぁ?」
オラよ、と一度奥まで突き上げた。
「うぁっ、…もう」
りんはキッドを睨むも、迫力がない。しかしキッドは労るように乱れたりんの髪を撫でた。
そして口を吸う。
「…おまえは、力は弱ぇ」
「えっ」
「しかしだ。それを技で補ったじゃねえか。それがおまえの強さだろ?風邪ひいたぐれぇで降ろさねぇよ。心配すんな」
ぽんぽん、とキッドは頭を撫でた。
「っっ」
いつにない優しさで声が詰まる。
「…お?締まったな。続けるか」
「んあっ、まっっ!」
容赦ない動きに翻弄される。ゴリゴリと奥の攻めかたにさっきまでの優しさは感じられない。
「ぉ、奥ぅっ、砕け、ちゃ、あああっ」
「砕いたらお前はちったぁ休むか?」
「なぁっに、それ、こわいぃっ」
訴えの言葉は霧散する。
「イケよ。ほら」
どこまで激しくなるのか。
「まってまって!ひと り、にしないでぇっ」
「してねぇだろ、イケって」
逃げるかの様に身体をよじるりんを抱き締めて押さえつける。
「どぉーして逃げんだぁ?」
ギィッといつもの笑い方。激しい身体の動きとは裏腹に発する言葉は滑らかだ。
「うぁっ、あっ ああああ」
りんの身体は反り、限界を物語る。
「お、イけイけ。好きなだけな」
キッドはより一層の奥を攻め、壊しにかかる。
「くはっまだ締めてきあがる…やっぱり最高だなりん」
「だめだめだめっキッ、、ドぉっ、あっ、んっ」
チカチカとりんの視界がちらつく。
「あぁぁっ…、いっちゃ、うぅの、イク、イクっ!」
キッドからの強烈な刺激に耐えることなんて出来ず
ガクガクと痙攣する。
「イッちゃ、うっ あっ、ウソ、ふかいっ、のぉっ、あ、あっ あぁぁぁあぁっ !」
りんの悲鳴のような喘声を確認すると
「………っ、」
キッドは自身の混濁とした欲を残さずに流し込んだ。