第7章 雲行きの怪しい空
「「先生!!!!」」
目の前には大勢の托鉢笠を被った男たちが松陽先生を取り囲み拘束している
「てめぇぇぇぇらぁぁぁ!!!」
銀ちゃんは松陽先生から貰った刀を振りかざし襲いかかる
「銀ちゃん!!!」
手前にいた人が胸元を切られもがきながら倒れる
「この小童!!おい!!押さえつけろ!!」
何人もの男の人達に乱暴に押さえつけられ、銀ちゃんは頭から血を流す
「その人を離しやがれ!!!!」
足掻きも虚しく銀ちゃんも私も先生と同じ様に拘束され身動きが取れない
近寄る事すら許されない
こんなに近くにいるのに…
「幕府からの言いつけを立て続けに無視して、こんな所で寺子屋をひらきおって。こいつの身柄は幕府が管理する事になった。その前にお前らがまだ中にいると聞いてな。だが、その様な態度ならばお前らの命の保証はないぞ!!」
涙が溢れる
何が何だか分からない…
そろそろ行くぞ。幕府の連中がそう言い松陽先生を連れて歩き出した
「い…嫌だ…行かないで…先生!!」
私は泣き叫ぶ