第1章 まだまだ彼女はツンツンな模様
~天音side~
いつもとなんら変わらない、普通の日曜日。
いつもみたいにショッピングがてらデートして、そのまま孔明の家にお邪魔して、まったりお家デートを楽しんで・・・ました。さっきまでは。
孔明の部屋で、TSUoAYAでレンタルしてきたDVDを見て、ゲームの相手して(私がボロ負け)あげるといよいよやる事も無くなってしまった。特にコレといった話題も無いので、最後の手段である、その辺に重なっている漫画に手を延ばそうと左手に体重を掛けたその時。
少し控えめに孔明が
「・・あー・・・ねぇ、天音。」
正面を向いたまま、ぼそりと呟いて私の右手を軽く握ってきた。お?もしかしてちゅーするんかな?なんてちょっと期待しながら、
「ん?」
と、自然を装って聞き返した私に、とても真面目な顔で
「・・・・・腹減ったから何か作って。ね、いいでしょ?俺ちゃんとお使い行って来るから!お願い!」
・・・・ムードぶち壊しです孔明君・・。
ちらりと時計を見れば、成る程。三時回ってます。・・・あぁ、おやつですか。
孔明君!空気読んでさ!!そこは!!!ちゅーでしょおおおお((なんて事は当然言える筈も無く・・・。
なんだかんだ言って孔明に甘い私は、わかった、良いよ。と脱力しながら返事をした。
さあ、何を作ってあげようか・・。
丁度ご両親は出かけているそうなので、ちょっとキッチンを拝借する。
確か冷蔵庫にうどんがあったので、焼きうどんを作ってあげる事にした。
私がシンクしたの収納スペースから菜ばしを取り出すと、凄く嬉しそうな顔をして後ろからお腹に手を回すように、ぎゅっと抱き着いてきた。
絶対言ってあげないけど今凄く幸せです・・・。
(長いので次ページへ割愛)