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うさぎちゃんてば。

第1章 まだまだ彼女はツンツンな模様


~孔明side~

・・・さて、どうしようか。

ゲームや漫画が散らかった部屋で、俺は正座→土下座という何とも情けない格好を取らされていた。俺の部屋だけど。

そしてそんな俺を、腕と脚を組んだ状態でベッドから怒りに満ち満ちた目で見下ろす女の子___もとい、俺の彼女の天音は、顔は怒っているもののどこか熱っぽい表情で俺を罵っていた。

そう言えば息も、ふぅふぅと少し荒い気がする。
やっぱりまだ、”アレ”効いてんだな。
俺は確信した。

”アレ”とはつまり、所謂”媚薬”の事だ。


きっかけは友人の一言だった。

『お前の彼女ちゃん、ホントツンツンだな・・・。たまにはさ、おもっきしデレてる所とか見てみたいとか思わねぇ?』

そのまま流され、その日のうちに某密林で購入してしまった。
取り敢えず無色無臭のものを適当に選んで、その辺にあったコップの中に混ぜておいた。
最初は本当に効くのか不安だったけれど、結果自分が思ったよりかなり嬉しい事になった。
俺は調子に乗って友人まじGJとか思ってた。


だがしかし。

本気で切れると敬語モードになる天音に嫌味なくらいの敬語で罵られている今、俺は軽い気持ちで媚薬を購入した事を本気で後悔していた。

プライドを傷付けられたせいなのか、媚薬の熱作用のせいなのかは分からないが、生理的な涙を浮かべている天音がまだ睨んでくる。
拗ねてる天音可愛いなぁとか思いながら、俺は先程のやりとりをぼんやりと思い出していた。

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