第13章 はじまる
白川側
?「貴様らぁーー!!!!」
何故か知らないが大声で飛び起きた
『うーん、真田君だな』
はいはい解決解決
少し前から給水タンクにもたれて寝ていたのだ
寒くないかって?体温調節が異常な僕にとって
此処は暖かく感じるのだ
10月のあの日
僕はあの地底湖で約1週間に渡り成功させた
それからアパートで体調が完全に戻るのに1週間などで11月に入っていた
11月のある日にちょっとした事を済ませ病院に行った
盛道さんと伊藤さんが快く受け入れてくれたものの怒られた
それから仕事場の社長に面談し4月の事を伝え
仕事場の上司の今井さんにも4月の事を言った
それから体力や力方面での回復で時間が掛かり今に至るのだ
金曜日の夕方に盛道さんから登校の許可を貰い
今日、2回目の登校だ
『はぁ~』
この溜息は違う所からきている
今日から通うと言う事で7時に学校に来た
職員室に入るなり先生に捕まり別室へ
そこでは5教科のテストが半日で行われた
もちろん主科目だ
それを聞いた時はなんだか諦めていた
今回のテストで80点以上をとらなければ冬休みが消える
まあ、消えても問題ないが
それだけ休んでいるしね
あの2人は3週間休んでいた事になっている
2人の話だと先週が運命の日と行っており
今週が悪夢の日だとか
しかし、登校してからテスト開始までが早いのなんの
『(7時半って、はぁ~)』
職員室で軽く挨拶しようと思っていたらいきなりのテスト
もうこれトラウマだよね?
テストが終わったのは4時間目が終わる15分前
精神的に疲れたので屋上で結界を張って寝ていたのだ
座って寝ていたから腰が痛いな
『ーーー!』
伸びると体中がポキポキとなった
『ふぅ』
立ちあがって、止まる
この賑やかさって......
『(彼からがいるのか)』
と思い出し確認のために上から覗く
『(出入り口にしっかりと幸村君が立っているし)』
さて、通常のルートは塞がれたから
んーーーーー
!
飛び降りるか
準備体操をして鞄を持ち、助走するために距離をとる
『(上手く昇降口に行けるかな?)』
結界を張れば誰にも見られない、ような気がする
僕は結界を張って、思いっきり走り
跳んだ
フェンスを越えた所で後ろを見ると、2名ほど...