第13章 はじまる
麗華側
扉が完全に閉じると中からものすごい量の力と瘴気を感じた
赤「分離が始まったね」
黄「何日掛かるんだろうね」
2人は先ほどの机にいた
麗「心配じゃないの?」
黄「当たり前だ!」
赤「だがアイツの事だ。きっと大丈夫だろう」
麗「だといいね」
俺もさっきの席に座る
黄「しんみりしててもしょうがないし、勝負しよう!」
赤「何するんだよ?」
雷地はポケットからトランプを取り出した
黄「ふっふーん!大富豪とか!」
麗「面白そうだね」
それから7並べ、スピード、神経衰弱、ソリティア、などなど多くの事をした
てか、ソリティアって1人遊びなのになんで3人やってんだ?
まあ、それから俺達は場違いにも楽しんだ
仁王側
12月に入って雪が降り始めた
大学の入試試験ではブンちゃん以外は推薦で通った
ブンちゃんは今日、朝から一般の合格発表を見にジャッカルも行った
ジャッカルは捕まっただけじゃ
柳生「丸井君も合格だといいですね」
仁「そうじゃな」
朝の教室では雪が降った事の話で持ちきりじゃ
俺達はあの後全国大会で優勝した
氷月は間に合わなかったけど出来る事はやった
そのまま俺達は部活を引退した
受験も終わったし
後は
柳生「卒業で高校の仕上げですね」
仁「ああ、そうじゃな」
朝のチャイムが鳴って皆が席に着いた
席替えをして偶然にも氷月の隣になった
昼になるのは早いようじゃ
丸「俺、合格だったぜぃ!」
幸「よかったじゃないか」
柳生「おめでとうございます」
真「ジャッカルはどうした?」
柳「ジャッカルなら職員室で叱られている」
仁「朝の事じゃな」
赤也も先生に呼び出されているらしい
少し待っておったら2人が廊下を走ってきた
丸「じゃあ行こうぜぃ!」
屋上に雪が積もっているためそこで雪合戦するみたいじゃ
切「すっげ〜!」
ジャ「おおーー!!」
屋上はいつものコンクリートがなく白銀が広がっておった
授業中に雪はやんだようじゃ
寝とったから知らんぜよ
先週から午前授業になったため午後がないのではしゃいでおるようじゃ
早速2人は雪玉を作って投げておる
それが
真「!!」
丸・切「「ヤバッ!!」」
真田の顔面に当たった
真「貴様らぁーー!!!!」