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仕事は幽霊退治

第10章 現在地


上風側

赤「20!」

通路に入ってすぐに死神の大群がやってきた

引こうとしたが扉が完全にしまっていたため

戻る事が出来なかった

黄「21!」

この数字は死神をやった数

意外と多くおり

前もあまり進めない状態だ

上風「当たれ!」

俺も腰の銃で応戦しているが

数が数なだけで打っても打ってもキリがない

黄「後何匹かな!?」

麗「さあ、でも向こう側が見えてきたよ!」

赤「大技決めたい気分だな!」

麻「眞紀!行ったぞ!」

眞「はいよ!22!」

目視した所では

上風「後3匹くらい!」

黄・赤「「いよっしゃ!」」

2人は簡単に2匹沈めた

黄・赤「「後1匹!!」」

麗「了解!」

最後に麗華の大鎌が決まって

通路にいた死神を全て狩り終える

上風「皆!今のうちに!!」

僕は皆を先導して通路の向こう側に行く

図書館よりは狭いが体育館並の広さに出た

黄「だー!もう無理だって!」

赤「氷月が居れば別だけどな」

麗「じゃあ、あれは?」

麗華の指さした方を見ると

氷月とフワフワ浮いている香波の姿があった

上風「氷!」

俺は香波の存在に気づきながらも突っ込んだ

黄「危ないぜ!」

走っている途中で雷地に捕まって

横に倒された

パリィン!

俺が走っていた所に氷柱が落ちていた

赤「優馬!」

黄「間一髪」

氷は俺に左手を挙げて術を出した

上風「な、んで」

黄「アイツは氷月じゃないぜ」

赤「後ろに下がってろ」

俺は2人の言われた通りに下がった

幸「あれは氷月じゃないみたいだね」

跡「気に食わねヤツだったが、あそこまでするヤツじゃねえからな」

手「では、アイツは誰だ?」

香「この子は、私の氷月よ」

香波は俺達の疑問を打ち払ったように言った

上風「香波の、氷月......」

衝撃的だった

俺の思考回路が停止した

香波に操られている?

あの氷が??

上風「そんな訳......!!!!」

香「守ってくれるよね?氷月」

『はい、マイマスター』

その言葉は感情を忘れた

冷たい言葉だった

顔にも表情がない
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