第7章 あ~んって、恥ずかしいよ///
目を開けると、見慣れた天井だった。
そっか、
私、クロにおんぶしてもらってそのまま寝ちゃたんだ。
体を起こすと、カーペットの上で丸くなっているクロがいた。
大きいネコみたい。
つい顔が緩んでしまった。
貴「にしても、寝癖がスゴイ」
そう言ってクロの頭を触ろうとしたら
ク「寝癖がなんだ?」
手を掴まれてしまった。
貴「起きてたの!?」
ク「いや、今起きた。それより、飯食うか?」
確かに、お腹は減ってるけどなんかあったけ?
貴「何もないと思うよ?」
ク「いや、買ってあるから大丈夫だ。待ってろ」
そう言って、クロが部屋から出て行った。
何だろ♪
お腹ペコペコ
ガチャ
ク「待たせたな。ほら、食え」
差し出されたのは、お粥だった。
?
お粥ってお店に売ってたっけ?
貴「クロ、これ…クロが作ったの?」
ク「あ?ああ、ちゃんと食えるから安心しろ」
ジー
そして、私が食べるのを待つかのようにじっと見てくる。
食べづらい…
ク「あ!」
何かを思いついたようで私の手元にあったお粥がクロの手元に持って行かれてしまった。
怒らせちゃったかな…
すると、
ク「雪、あーん」
貴「!?」
クロが私の顔の目の前にお粥を乗せたスプーンを近づけた。
これって、いわゆるあーんですか///
貴「ムリ!恥ずかしい!」
ク「あーん」
クロが楽しそうに見えない圧力をかけてくる。
貴「断りま…」
圧力に負けじと断ろうとしたら、
ク「断ったら、風邪が治ったときが楽しみだな(ニッコリ」
貴「よろしくお願いします!」
断った後が怖い!
恥ずかしさより自分の体が大切だよ!
ク「ほら、あーん」
私は、顔を真っ赤にしながら口を開けた。
貴「!?美味しい!」
ちゃんと味も付いていて、私好みの味付けだった。
ク「そうか、美味いか!もっと食え!」
そうして、私はクロに餌付けされたのであった。