第6章 クロって心配性?
ガヤガヤガヤ
ん?
なに?
目を覚ますと、カーテンの向こう側にたくさんの人影あった。
寝ていたせいか、熱のせいなのか少し頭がぼーっとする。
カーテンをめくりながら千恵ちゃんの名前を呼んだ。
貴「千恵ちゃん?」
そこにいたのは、春華に質問責めにあっている千恵ちゃんと、それを止めようとしている夜久君を見物しているクロの姿だった。
春「名前は?クラスは?どうしてここにいるの?」
千「………」
夜「おい、静かにしろって!加藤が寝てるんだぞ!」
春「なんか、厨二病っぽいね」
千「………」
夜「失礼だぞ!」
ク「佐藤サイコー(笑)」
………
千恵ちゃん、夜久君ごめんね。
貴「春華、千恵ちゃんが困ってるからやめてあげて」
春華にストップをかけたら、千恵ちゃんがそそくさと距離をとった。
ク「大丈夫か?帰れるか?」
貴「帰れるけど、クロも帰るの?部活は?」
黒の手には、私の鞄とクロの鞄があった。
ク「今日は部活はない。雪1人で帰らすわけないだろ。つーか、ダメだ」
春「っと言うわけで、お供を付けます!」
夜「あと、これ」
夜久君が何かが入っている袋を私に突き出した。
中身を見ると、中にはスポーツドリンクやヨーグルトなどが入ってあった。
さすが、お母さん!
貴「ありがと~」
春「さ、明日のためにも、早く帰って安静にしときなさい!」
そう言って、春華は私の肩を押した。
貴「分かった。皆ありがとね。バイバーイ」
ク「じゃあな」
そして、私達は早退したのであった。