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[R18]ハイキュー!!(裏短編集)

第6章 ゲスの極み【天童 覚】



【おまけ】

ザワザワと騒がしい校内…

コツコツ…
と低いヒールで
足早に保健室に戻る私。

扉に手をかけたところで

「□□先生!」

と、見覚えのある
女生徒2人に呼び止められる

とりあえず中にどうぞ…と
招き入れると

「なんでっ!?
天童らしくもないじゃん!」

「ごめんね〜?
飽きちゃったから、もうヤんない」

と、1番手前のベッドで
カーテン越しに痴話喧嘩のような
会話が聞こえてくる

何事かとカーテンを開けると

ベッドに腰掛ける天童くんと
天童くんの股間に顔を近づけて
ジッパーに手をかける女生徒が
こちらに目を向けてくる。

「あっ、〇〇ちゃん!!♡」

天童くんはまるで
懐いた犬のように
こちらに向き直る。

その様子を見た女生徒は

「最低!もう2度と連絡してくんな!」

と、天童くんの頬を思いっきり
打って保健室を出ていった。

呆然と彼女を見送る。
てか、ここでしなくてよくない?

そう思いつつ
天童くんに向き直ると
鼻血が出ていた。

「先生!見て!俺けが人!」

自分の鼻を指さして
笑顔で話しかけてくるが、
自業自得です。

『知りません。』

と言ってシャッと
カーテンを閉めた。

「あー!
〇〇ちゃんのために
こんなにボコボコにされてるのに〜」

なんて
ブツブツ言ってるけど無視無視!

女生徒2人に向き直って
『今日はどうしたの?
と聞くと…』

「いや、先生にあいつの噂話
聞いてもらいたくて!」

とコソコソと
天童くんのいるベッドを指さす。

『…?
なーに?』

「それが、女の子に手を出すの辞めたんだって!
セフレも切ってるらしいよ!」

『そ、そうなんだ?』
「で、本命ができたんじゃないかって噂!」

誰だと思う?なんて聞かれたら困るので
私は興味のない振りをした

「もう!□□先生
こういう話興味無さすぎ!」

それだけ言って
そそくさと保健室を出る2人。

2人を見送って
天童くんのもとへ行く。
シャッとカーテンを開けると

「噂は本当だよ?
〇〇ちゃん一筋になったから俺。」

チュッ

手の甲にキスを落として
ニヤリと笑う天童くん。

『…//』

「あと、いのセンと
美術のオバさんが付き合ってるって
噂も流しといた!」

え、こわ……

*終わり*

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