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[R18]ハイキュー!!(裏短編集)

第9章 計算と本音【澤村 大地】




休み時間

学校の廊下を歩いていると

『澤村ぁーっ!!』

タタタタッと走ってきて
ぎゅっと抱きしめてくる俺の彼女。
名前は□□ 〇〇

「コラ!走ったら危ないだろ!」

俺は抱き締め返して
愛の言葉を囁きそうになるのを
ぐっと我慢して彼女を諭す。


学校内では変な噂が多い彼女。
先生を誑かしているとか、
街でパパ活してるのを見かけたとか

女子達からはぶりっ子だのビッチだのと
言われて一線引かれ、
男子達からは色気がやばいだのセフレにしたいだの
好き勝手言われている。

そんな彼女から告白されたときは
罰ゲームか何かで言わされているのかと思った。

しかし、彼女を放っておけない気持ちが勝り、
親心のようなものでOKした。

今の彼女は噂からは想像できないほどの
熱烈さで、正直困惑している。


『だって、1時間も離れてたんだよ?
寂しいでしょ?』

俺の体に埋めていた顔を上げ、
うるうるした目で
俺の方を見上げる彼女。

「うっ…//
1時間くらい寂しくないだろ?」

おれはお手上げポーズ

(騙されるな俺!)



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