第7章 赤羽 業
「ポフ、ポフ、ポフ」(すみません、効果音わかりませんw
「・・・」
みんなは殺せんせーのむにょんむにょん言っているのがに気なるらしい。
でも今の私それどころじゃない!
やばい・・・!なんで隣?!なんでそんなアニメみたいな展開に…
「よぉ、カルm」
「寺坂くん!!」
「うぉ!ぉお…なんだよ、市ノ瀬…」
「じゅみょうひゅうれすぞ!(授業中ですよ!」
「「はぁ?」」
注意しようとしたのに噛みまくってしまって何言ってんのかわかんなくなってしまった…orz
カエデはおでこに手を当ててやれやれと首を振っている。
「みぇす…ヴヴン!ですから!授業中は喋んないでください!」
「はぁ?いきなりなんなんだよ、いつもは黙ってるくせによぉ」
普段の私は注意なんてしない。
でも何故か今日は脳みそが伝達してもいないのにペラペラと口が動いた。
「知りませんよぉ!そんなのぉ!」
今回のは本音だ。
「あ”?!てめぇふざけてんのかよ!」
「まぁまぁ寺坂にののちゃん、落ち着いて。寺坂は何か俺に用があったんじゃないの?」
名前を呼ばれてドキッとする。
「おぉ、そうだった。カルマ、お前大丈夫か?あのバケモン怒らせちまって」
――以下略w――
「っ!チビってねぇよ!テメェ喧嘩売ってんのかァ?!」
「こらぁ!そこぉ!テスト中に大きな音たてない!」
殺せんせー、きっとみんなあなたの触手もうるさいと思ってるよw
「ごめんごめん、殺せんせー。俺もう終わったからさぁ、ジェラート食って静かにしてるわ」
そう言うと右手からジェラートを取り出した。
「ダメですよ!授業中にそんなもの!…ん?そ、それは!昨日先生がイタリア行って買ってきたやつ!」
((お前のかよ!))
「あ!ごめぇん、職員室で冷やしてあったからさぁ」
「ごめんじゃ済みません!溶けないよう苦労して寒い成層圏を飛んできたのに!」
「へぇ?んで、どうすんの?(ペロッ)殴る?」
(わぁあ!なに?!あの仕草!)
赤羽くんの仕草に思わず心を奪われる。
自分でもわかる。
顔が真っ赤になってる。
私があたふたしている間に赤羽くんはいなくなっていた。