第1章 怪しい(?)お手紙
バレー部の朝練が始まって、早くも30分がたった頃。
ガラガラ と音がして、監督とコーチが入ってきた。
黒尾
「おーし!休憩ー!」
クロ先輩の指示と同時に、私は、部員たちにタオルとドリンクを渡していった。
それに加え、今日は、例の手紙について監督に聞きに行かなければならない。
瑠華
「監督!あの…朝、部室にいったら、こんな手紙があったんたですが…。何か聞いていませんか?」
私が、手紙を手渡しながらそう言うと、少しずつ部員が集まってきた。
手紙を読み終えた監督は、
猫又
「うーむ…。これは、本当のことじゃろうな。」
と言って、私たちの顔を一人一人確認しながら、見回した。
その目は、猫そのものだった…。
…選択の時まで、あと数分。