第4章 衝突
陽「確かにつくしは花沢さんが帰国してから、さらに気になるとは言ってたけど。
でも道明寺さんのことも気になるし、よくわからないと言ってました。
私はまだ諦めることはないと思います。
道明寺さん素敵だし。
自信を持ってください。」
道「…。俺がこんなこと言うのもアレだけど。
お前っていい奴だな。
見た目は牧野に似てるけど。
お前とは落ち着いて普通に話せる。
牧野ともこんな風に話せたらって思ってんだけどな。」
陽「つくしもバカだな。
こんなに自分のこと考えてくれる人をほっといて、ねえ。」
道明寺さんに思わず笑いかけてしまった。
元気を出してほしいから。
すると道明寺さんの顔が赤くなるのがわかった。
道明寺さんが目をそらす。
道「う、ご、誤解すんな。
お前と牧野がよく似てるからかな。
なんかお前の笑顔も調子狂うんだよ。」
陽「つくしっぽいですか?」
道「んなんじゃねーよ。そろそろ帰るぞ!」
陽「はいはい、あはは。
私でよければいつでも笑顔見せてあげますよ。」
道「うるせーつってんだろ。
やっぱりお前らいとこだな!」
なんて言いつつ別荘へ戻った。
道明寺さん、少し元気出てきたのかな。
よかった。