第5章 ジュダルと氷で何か作ってみる!【ギャグ?】
嫌がってそっぽを向く彼を見て、ピンと来た。
今度は私がニヤニヤしながら口を開く。
『あれ~?もしかして、負けるのが嫌なのかなぁ~?そっかぁ、ジュダルくんは不器用だもんねぇ…そうならそうと言えばいいのに!』
ぴくり、ジュダルくんの身体が動いた気がした。
『なんだ、ジュダルくんは苦手?そういうことなら他の人と勝負してくるよ!』
ジュ「待て…誰が不器用だ…」
ゆっくりと振りむくと、イライラがオーラに出ている…わぁ、恐ーい…(汗)
『それじゃ、勝負するの?』
ジュ「いいぜ、してやるよ…なんでも来いや!」
…
と言う訳で…
氷の造形物勝負をすることに!
ジュ「うらぁ!」
水を集めると氷にして、固めていく…
…できたのは桃だった。
『えぇー…桃かぁ…』
ジュ「何だよ、その反応…」
だって…単純だし…簡単じゃないか…。
小さいし。
『今度は私だね!』
ルフに命じると、どんどん形が変わっていく。
中くらいのお人形ぐらいの紅玉ちゃんが出来た。
『どう!?』
鼻を鳴らして、ジュダルくんを見やると、バカにしたような顔で見ている。
ジュ「何だ、ババァじゃねぇか…はっ」
むかっとすると、それを見たジュダルくんは、「もっとすげーの作ってやる!」と言って魔法を発動していく。
…そして出来たのは…なんと煌の北にいるという白鳥だった…。
『……白鳥だ…。』
ジュ「まだまだァ!」
どんどん氷で造形物を作っていくジュダルくん…何気に楽しそうだね…暴走していくジュダルくんの隙を見て、皆を呼びに行った。
ジュ「おら!どうだレイ!すげーだろ!勝負は俺の勝ちだな!」
紅玉「本当、凄いわジュダルちゃん!」
ジュ「…は?」
ぱちぱちと手のひらを叩いて拍手を送っている紅玉姫に、ジュダルくんはその赤い目を見開いた。
白龍「神官殿はとっても器用だったんですね!」
ジュ「え、オイ…お前ら…」
紅覇「ほーんと、ジュダルくんがこんなことするなんて…思わなかったよぉ~」
ニヤニヤする白龍皇子と紅覇皇子。
うん、大成功だ。
ジュ「オイコラ!てめーレイ!どう言うことだよ!?」
『うん?私はジュダルくんが今、趣味に凝ってるって…皆を呼んだだけだよ~?』
吹き出しそうな口を抑えて我慢しているけど…
ダメだ、もう我慢出来ない…!