第3章 アラジンと遊んでみる!【ほのぼの】
痛みが引いて来たので、腰を浮かせると、さっきよりも大きな空間に出ていた。
『こんな空洞があったんだね…』
アラ「レイさん!あっちの方、なんだか明るいよ!外に出られるかもしれないね!」
見ると、空洞の向こう側には青白く光る道。
しかし、ここから向こう側までの間を大きな裂け目が遮る様に走っている。
『この裂け目を渡らないとだよね…』
アラ「大丈夫だよ。ターバンがあるからね!」
そうか、アラジンのターバンなら向こう側まで飛んでいける。
アラ「さぁ!乗って、レイさん!」
…
ゆらゆらターバンに揺られて反対側へ着いた。
裂け目は深さがある上に水が流れている。
アラジンと来て良かった…。
青白い光を辿り、洞窟を進んでいく。
出口らしき光が見えた。
アラ「レイさん、きっとあれが出口だ!行こう!」
手を繋いで走りだすアラジン、そして2人で光に向かった…。
『……これは…』
アラ「出口じゃなかったんだ…」
目の前に広がるのは、青く光る鉱石。
『綺麗だね…』
アラ「うん…」
眺めていても仕方がない…早く出る方法を探さないといけないな…鉱石をよく見ると、上からの光でキラキラと輝いている。
アラ「上から光が指してる…てことは、この上に地表があるんだよ!」
『えっ…ほんとだ…穴が開いてる。』
アラ「ターバンで上がって穴を広げられないかな?」
『それしかなさそうだね…やってみよう。』
ターバンで穴まで上がると、重大なことに気がついた。
『これ…穴じゃなくて水晶だったんだ…』
アラ「硬くて、っ!…割れないよ!」
杖や手でいくら衝撃を与えても、びくともしない。
…どうしようか…一度ターバンを降ろして2人で出る方法を考える。
汗がぽたりと手の甲に落ちた。
『…………ん?』
手の甲に落ちた汗、その上を何かが通った気がした。
ひやっとしたものが、手の甲を撫でていく。
『アラジン、風だよ!僅かだけど風がある。』
アラ「本当かい?」
手の甲に感覚を集中して風の向きを辿る。
そのまま洞窟内を進むと、潮の香りがしてきた。
アラ「潮の香りがするね…海が近いのかな?」
『出口が近いんだよ。』
ようやく洞窟の奥に岩と岩の隙間に外の光が見えた。
『ここから出られそうだね!』
岩をどけると、一人分の穴ができた。