第4章 はつこい NO
とりあえず、踊ってはいるけど早く辞めたいってのが本音。
なんでそんな踊ってんの?っていう俺の冷ややかな思考。
ふと、視線を感じて振り向く。
振り向いた先には一人の男の人がいた。
赤いパンツに白いワイシャツ。
胸元はバックリ開いていて、その胸元には金色のネックレスがキラリと光っていて髪は少し長めで前髪が少し鬱陶しいそうな男の人。
その人はこちらを見てて、やる気の無さげな瞳にじーっと見つめられる。
鼻をほじりながらずっと俺を見ている。
俺は軽い金縛り状態になってしまい、目が離せずにいた。