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冷めたミントティー

第3章 すくーるらいふ2 NO


じゃあ、なんでこの教室にいるのかを聞こうとすると

「ここからみてたよね。松潤ときみ。」

大野先輩は窓から外を眺めながらふわりふわりと、言葉を紡ぐ。

「え、」

「め、あったでしょ?...あ!しょーくんみてた?」

先輩は少し眉を下げながら聞いてくる。

「いや、それはないです」

と、きっぱり否定すると先輩は少しだけびっくりした様子の顔になった。

「しょーくんファンじゃねーんだ?ふふ」

穏やかに笑う顔は澄み切った空のよう。

「ええ」

「オイラね、あんときからきょーみわいちゃったの。きみに。」

ふわふわほっこり笑顔は真っ白な雲のよう。

「びびってくるってほんとなんだね」




完全に吸い込まれた、俺。
(蒼に染まっていく、僕の心)



fin.


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