第3章 異変
「ごちそうさま、なの。」
両手を合わせながら『ごちそうさま。』と言うユリ。
昨日横尾さんが教えてたからな(笑)
「はい、御馳走様!
じゃあユリ、食べ終わった食器を
流し場に持っていきな。」
「わかった、なの。」
食べ終わった食器を流し場に持っていく。
その後俺とユリは一緒に食器を洗った。
「お手伝い、終わりなの?」
「あぁ、手伝ってくれてありがとな!」
「またお手伝いする、なの。」
「(笑笑)サンキューな!」
(何かユリって何だかんだで
将来いい奥さんになりそう......。)
仮にユリが成長したら......
『『『ユリちゃんをお嫁さんに下さい、
お父さん!』』』←
『駄目!絶対駄目だ!』
......想像するのは止めよう。←
メンバー全員がユリに求婚するするのを
連想してしまった......(汗)
「......?」
ユリは首をかしげながらこっちを見ていた。
そしてそのままテレビを付けた。
(......歳結構離れてるし...いくら何でもメンバーが
結婚を申し込むことはねぇよな(笑))
『先日、俳優の新島浩志さんと演歌歌手の朝倉サエコさんの
結婚報道が報じられました。なお、2人の歳の差は20歳と
かなり離れており......』
「......。」
ユリはまじまじとニュースを見ていた。
『最近流行ってますよね、年の差婚。』
『年の差婚のメリットとデメリットは何ですか?』
『そうですね、メリットは......』
「......ピッ」
「何で消すの、なの?」
「子供には早いから。」←
「......?」
(何でよりによってこのニュースにかかるんだよっ!!)←
「......。」
ユリはテレビの電源ボタンを押し、
再びテレビをつけた。
「だからだm..「おかあさんといっしょ、なの。」..へ?」
「おかあさんといっしょ見る、なの。」
「あー、はいはい......。」
何だそっちかよ(笑)←