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人狼少女を拾いました

第15章 最終決戦


「っ......










ぱ、ぱ......?」






「っユリ!?」






ユリ、今なんて......






俺のこと......












“パパ”って......






「っユリ!一体どうしたんっていうだよ!?」



リョウガは驚きを隠せない。



「っユリ......おr..「なんということだ......」......!?」



突然ユリの後ろから声がし、宏光は咄嗟に顔を上げた。



「記憶が......戻った、だと......?」



「っお前......」



宏光達の目の前にいたのは......



「っ西園寺殿、これは一体どういうことですか!?」



狼のままの新次は男のもとに駆け寄っていく。



「っ西園寺!!」



ユリとリョウガを操る張本人、西園寺透矢だった。



「っ......っユリ!」



ユリへ視線を戻すと、ユリの姿は狼から少女の姿へと戻っていった。



「っユリ......!
大丈夫か?ユリ......」



「......ぱ、ぱ......」



瞳はまだ紅いものの、変幻はほとんど解け身体中に血をこべりつかせていた。



「っユリ......よかった......本当に、よかった......」



「......。」



さっきよりも強く抱きしめる。









「っユリちゃんの、変幻が...解けた......?」



太輔は目を見開いてふたりの様子を見ていた。



「藤ヶ谷君、It’s a miracle......!
これはまさに奇跡だ!北山君は凄いよ......(微笑)」



圭人は感動したのか、目に涙を浮かばせていた。



「ふたりの絆は本物だった、ってことか......」
(あいつ、本当に無茶しやがって......)



苦笑いしつつも、微笑む太輔。








「っミツ......ユリちゃん......」



「二人共......無事、なんだよね?」



裕太や俊哉も目に涙を浮かばせていた。







ただ一部を除いて......






「っなぜだ......!」

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