第34章 会えない二人
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がんちゃんへ
がんちゃん、元気にしてますか?
LINEをちゃんと返信出来なくって ごめんね
ライブに集中したくって、男の我が儘と思って許してね
ラジオがあったから、一瞬だけ抜けてここにプレゼントを置くことにしました
これが、がんちゃんに届く奇跡を願って
僕のハートを
また一つがんちゃんに届けます
僕たちの愛はいつも、繋がってると信じて
丸山隆平
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丸山さんの手紙を読みながら、私は溢れる涙を止める事は出来ませんでした
離れてても
仕事が急がしくっても
丸山さんは私の事を考えてくれてた
私の掌に光るハートが教えてくれていた
「....丸山さん、ありがとう」
私は風船に微笑んだ
そして、首にかけてるネックレスを外し
今、掌にあるハートを通した
そして、また首にかけた
私は、丸山さんの愛を首にかけた
二つのハートは私と丸山さんのように
幸せそうに寄り添った
今は、離れて会えない二人だけど
心では寄り添ってるよって言うように
私は、涙を拭いて
オレンジ色の風船を引っ張りながら家に帰ることにした
そう、笑顔で家に帰ったのでした