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エネルギー

第33章 愛の形



私はいつものベンチで待ってた

大好きな丸山さんが来るのを


丸山さんが嬉しそうに走って来る

私は笑顔で迎えた


丸山「がんちゃん、何かいい事あったでしょう?」


丸山さんは、ニコニコしながら私を見て言った


「えっ、なんで?」


私は驚いて丸山さんを見た

すると丸山さんは、私の顔を指しながら


丸山「顔に書いてるよ」


丸山さんはクスクスわらってた


私は慌てて顔を隠した、そんな様子を丸山さんは見て


丸山「がんちゃんは正直者だから、嘘はつけないよねぇ」


そう言うと、嬉しそうに私の横に座った


「丸山さん、実はね....」


私は、今日の店の事を、丸山さんに話した

丸山さんは、私の話を真剣に聞いてくれた

そして、彼女の事も話した


話を聞き終わり、丸山さんは優しい顔で私を見てた


丸山「...さすが、がんちゃんだね」


それだけ言うと、前を向いた

私は、みんなが褒めてくれたけど、その意味が分からなかった

その意味を考えながら、丸山の手を握った

丸山さんは私の手を嬉しそうに握り返してくれた



丸山「がんちゃんってさぁ、
他の人の気持ちを考えられる人なんだよねぇ...
悪い事と良い事を人に流されないし...
あと、ちゃんと自分を見つめられるし」


丸山さんは静かな声で言ってくれた


「そうですか?」



私は、恥ずかしかった

丸山さんは、こんな風に私を捉えてくれてた事が


丸山「僕のメンバーさ、
みんなしっかりしてるんだよ
どっちかと言うと、僕はみんなに頼る方なんだけど
でも、僕も頑張っちゃう方でさぁ...」


私は、丸山さんの話を静かに聞いてた


丸山「始めて会った日の、カラオケでがんちゃんが僕を頼ってくれて、服の裾をつかんでくれたの本当に嬉しかったんだ....」


私は驚いた、あの私の行動が今を繋いでたなんて


丸山「僕、いつもファンや仲間を笑顔にしてたけど、がんちゃんを絶対に笑顔にしたいって思ったんだ」


そう、照れくさそうに笑った


「ま、丸山さん....」


私は頬を赤らめて、丸山さんを見つめた


「私は笑顔ですよ...」


そう丸山さんに告げると優しく抱きしめられたのでした
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