第16章 ♡Story13♡ プレゼント
小学生の時だって......
『昼休み、百合ちゃんにプレゼントがあるから。』
キラキラキラ...
『プレゼントっ!?』
『うん、だからそれまで待っててくれる?』
『やったぁ!勿論ですっ❤』
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『はい、シロツメクサの冠。気に入ってくれた?』
『もちろんですっ!一生大事にします!』
『......(苦笑)』
あの時の花冠、本当に嬉しくて家の中でも着けてたし(笑)
私が鬼ごっこで派手に転んだ時、おんぶで保健室まで連れて
行ってくれた後も消毒してくれて......
『よし、これで大丈夫かな。』
『ありがとうございます、藤ヶ谷先生!
先生に治療してもらえるなんてラッキー❤』
怪我して超ラッキーって思ったりもして(笑)」
「そんな事も、昔にあったな......。」
「(笑笑)太輔が初めて学校に来た時だって、
『今日から2週間、皆と一緒に
勉強することになった藤ヶ谷太輔です。
よろしくお願いします。』
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『せんせ~い!』
ぎゅうぅッ!
『おわっ!?』
『先生だ~い好き!』
『......(苦笑)』
凄く赤い糸感じちゃったりね(笑)」
「......ホントな、お前は昔からそうだったな(微笑)
あれから5年、まさかあんなところで再会するなんて......
思ってもみなかった......
『あの......藤ヶ谷、太輔先生......ですか......?』
『ッ......何で俺の名前......』
.
.
『まさか君って......玉森百合ちゃん?』
『ッ...覚えて、くれて......いたんですか?』
『こんなところで会えるなんてすごく嬉しいです!
お久しぶりですね、藤ヶ谷先生。』
『あぁ、久しぶりだな......百合......。』
それからしばらくして、
お前が大学に現れた時はすげぇ驚いた...(苦笑)」
「あったねぇ(笑)