【BROTHERS CONFLICT】お兄ちゃんと禁断の恋
第2章 お兄ちゃんと禁断の恋する × 朝日奈 棗
「まったく、美緒は手がかかるな」
なんて言いながら笑う棗さんが大好きです。
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「おーい、美緒?」
「は…はい?」
ぼーっとしていた私の肩をトントンと叩いた。
チュッ…
(え…?)
気がつくと目の前に棗さんの顔があった。
「美緒。お前そんなにぼーっとしてると、他の兄弟にヤられるぞ?
お前はもう俺のなんだから、俺の事ばっか考えろ。」
ドン…
(えー…と。もしかして…これが巷で流行りの壁ドンってやつ……ですか?)
色んな事が頭の中をグルグルと回った。
「美緒。愛してる…」
耳元で棗さんの呟く声が聞こえた。