第18章 アクマノミ
「トウカは知らなかったんだから仕方ないよ。でも、これで悪魔の実の凄さがわかったでしょ?」
慰めるように言われて頷く。
本で読んだり、人から聞いたりするよりも何倍も理解したのは本当だからだ。
思い切って顔をあげて船長さんをみれば、相変わらずシニカルな笑みを浮かべている。
「お前が手にいれたがってる悪魔の実って言うものはこう言うもんだ。心しておけよ。」
笑っているが真剣な眼差しに、私はシッカリと頷いた。
そして、ふとあることに思い至る。
「船長さんは悪魔の実の能力者なんですよね?」
「そうだと言った。」
「じゃあ、もしかして泳げ…」
そこまで言いかけた時だった。
場が凍りつくのではないかと思うくらい空気が冷たくなった気がした。
いや、体感的な話しではない。
目の前の船長さんの機嫌が一気に下がったのだ。
身の危険を感じるのは遅すぎて、さっきまでいたシャチさんとベポくんは何処かへと消えているではないか。
なんと逃げ足の早いことだとジリジリと冷や汗をかく。
「いい度胸だ、トウカ。」
「え、いや…船長さん?」
「…ROOM」