第18章 アクマノミ
手加減なくひねりあげられた肩が熱を持っていると見越したのか、あの後船長さんの命令でベポくんに湿布を貼ってもらった。
そこまで弱いつもりは無いが、医者である船長さんのいうことを聞いて悪いことはないと素直にその言葉に従った。
と、言ってしまえば体裁は良かった。
しかし実際は違う。
あの後、私の周りにバラバラになった人のパーツが一人で動き出したり生首が話したりと今まで体験したことのない事象に出くわしたのだ。
「ベポ、終わったか?」
そう、この船の船長、トラファルガー=ローさんによって。
その惨状たるや今までの人生で一番キテレツな光景で、私は今の今まで頭がすっかり混乱してなされるがままだったのだ。
「アイアイ!!でもトウカ元気ないからもしかしたら凄い痛いのかも…」
心配してくれるベポくんに答えたいのは山々なのだけれど…。
「…いつまでお前は心ここに在らずって顔してる。」
今度は視線を変えて混乱でまだ黙り込んだ私にそう言った。
話しかけられてやっと、私は船長さんを見上げる。
相変わらずの無表情で、何を考えているかわからない。
でも、聞きたい。
「キャプテーン」
「船長さんは、魔法か何か使えるのですか…?」