第9章 黒色のジャージ
清水
「暦ちゃん」
暦
「?何ですか?」
清水
「はい」
潔子先輩から差し出されたのは、日向君達と同じ烏野のジャージ。
暦
「え…」
清水
「暦ちゃんの分」
暦
「あ、ありがとうございます!(ジーン」
まさか、私の分まであるなんて…すっごく嬉しい!
清水
「暦ちゃんは女の子だから、やや大きいと思うけど、大丈夫?」
暦
「ハイ、大丈夫です!ありがとうございます!」
私は、早速ジャージを着替えて、日向君達と一緒に一列に並んだ。
菅原/田中
「おーっ」
あ、忠も着てる。
やっぱ身長ある方が様になるよね…そう思うと悔しい。
けど、私も烏野の一員になれたんだと思うと…嬉しくて堪らなかった。