第9章 黒色のジャージ
日向
「い…いいじゃねーか、細かい事はっ…ハイ握手ーっ(ガバーッ」
日向君が蛍に飛びかかる。
月島/山口
「⁉︎(ギョッ」
蛍は避けるけど、日向君は諦めない…その背後で影山君が「いい気味だ」とでも言うように笑ってた。
両者必死の攻防の末、日向君は蛍との握手を達成した。
月島
「〜〜〜〜||||」
山口
「大丈夫かツッキー⁉︎」
蛍が、右手を抱えながら震えてる。
暦
「たかが握手で大袈裟な…」
よっぽど嫌だったのかな。
暦
「あ、日向君、影山君」
日向/影山
「?」
暦
「澤村先輩に渡さなくて良いの?」
何をとは言わなかったけど、2人は気付いたらしくハッとした表情になる。
直後、自分の鞄の方へバタバタと走って行った。