第1章 社長令嬢
それからしばらく会場にいると
会場で一際目立つ人物が目に入った
(うわ…あれ世界的に有名なスーパーモデルのKEIだ!)
その誰もが驚くクールビューティーな
美しい顔立ちに思わずじーっと見つめていると
たまたまKEIが通りかかって
「なに?」
と言ってきた
奇跡だよ、私!
あのテレビ越しにしかなかった
KEIが私に話しかけてきてくれたって…
「いや…なんでもございません…」
「ならそんなにジロジロみないで」
ちょっと不機嫌になったような顔をする
KEIはまた美しくて…
「はい…」
そんなことを話していると
先ほどの財前社長のあいさつが始まった