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【スイートルームの眠り姫】学園の眠り姫
第10章 THE HAPPY END
私は誠二くんと一緒に彼の部屋へとやってきた。
「…環奈」
「っ…」
リビングに入るなりぎゅっと
きつく抱きしめられる。
「誠二くん…?」
「…無事でよかった」
え…?
耳元で聞こえた声が少し弱々しく思えて、
少し驚く。
こんな声初めて聞いた…
戸惑いながらも、私は腕の中で
大人しく言葉の続きを待った。
「俺のせいで危ない目に遭わせたな」
そういって誠二くんの腕に力がこもっていく。
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