第9章 悪夢
「な、にやってやがる…」
男は3人。
環奈は足を広げさせられている
そこからは俺はなにしたか
覚えていない。
覚えていることはただ一つ
殺そうと思った。
この久しぶりの感覚。
中学の初めに戻ったみたいに
俺はそいつらを何度も殴った。
「や、め…て、やめてぇぇ!!」
環奈がそう叫んだ。
いや、許さねぇ
そんな汚い手で触れて
いいやつじゃないんだ
お前は
「もうやめろ、そいつらはもう動けない」
「離せ!」
「っ…」
亮を殴ったところで俺は我に返った。
環奈は怖がっていた。
俺を怖がっていた。