第1章 -3D girl-
「またかよ…
てか、なんでもう酔っ払ってんだよ。」
「酎ハイ全部飲んじゃって
だから裕太のビール残ってたのも
全部飲んじゃった♪」
「…は?馬鹿じゃねーの。
それで、酔っ払って自分で風呂入るの
ダルイからって入ってきたんだろ。」
「さすが裕太♪良く分かってるね♪」
「よくあるパターンだろ。」
「ふふふっ♪」
「ほら、頭洗ってやるから早くしろよ。」
「やーだー。
でも、チュウしてくれたら、いいよ♪」
「は?早くしろよ。俺、映画見たいの。」
「それなら大丈夫♪録画してきたから♪」
「…お前、確信犯だな。」
「ん?なんのことー?」
「…はぁー。」
「裕太♪チュウして?♪」
俺の膝の上跨いで座って
首に手を巻き付け
挑発的な視線を送りながら
甘えた声でおねだりするサヤカ
俺が従うことを分かってやっている
どうすれば俺が負けるか
サヤカには、すべてお見通しだろうな
俺だって、サヤカのことは
隅々まで知りつくしてると思う
だって、俺たちは、小さい頃から
ずっと一緒だった幼なじみだけじゃなく
身体の関係をもってからも7年もたつから