第1章 -3D girl-
やっと今日最後の歌番組の収録が終わる
宮田と自販機で珈琲買って楽屋に戻る
楽屋のドア開けてすぐ、キタミツが
携帯めっちゃ鳴ってたって教えたくれた
履歴を見ると、[サヤカ]
それも10回…
はぁー、とため息をつく
藤「なになに?女?♪」
「そんな、良いもんじゃない…」
藤「なんだそれ?w」
そこまで話して、持っていた携帯が
また激しく鳴り出した
もう名前見なくても分かる
「…はい。なに?」
「もぉー、やっと繋がった。
まだ、仕事?早く帰って来てよー。」
「…は?また来てんの?
なに、また彼氏に振られたわけ?」
「そーなのー。だから早く帰って来てー。」
「…はぁー。はいはい。じゃーね。」
電話を切ると、メンバーの視線が痛い
二「なになに?♪」
千「修羅場?♪」
北「玉んち勝手に来てんの?」
横「でも、振られたとか言ってなかった?」
藤「危険な香りがするw」
「めっちゃ聞いてんじゃん。」
宮「サヤカちゃんでしょ?」
「お前もかっ!!」
宮「だって隣に居るのに聞こえるでしょw」